計量台やロードセルなどで構成されているトラックの重量計の仕組みは基本的なはかりと同じ

計量台やロードセルなどで構成されているトラックの重量計の仕組みは基本的なはかりと同じ

計量台やロードセルなどで構成されているトラック重量計の仕組みですが、これは言ってしまえば一種の秤であって、一般的に用いられているものと大きな違いはありません。ただトラックは重いですから、装置のスケール的には違いが生じます。秤とは何かと言えば、突き詰めると重さという物理量を何か別の、分かりやすく扱いやすいものに変換する装置だということができるでしょう。バネ秤であれば、重さをバネの伸びという長さの物理量に変換することで人間の目に見えやすいものとしているわけです。トラックの重量計の場合、用いられている原理にはいろいろありますが、多いものは重みによって変形することで電気抵抗が変わるセンサーです。変形量は重さに比例し、それに応じて電気抵抗が変化しますので、抵抗を測定することで重さを量ったのと同じ結果が得られます。抵抗値は人間の目には見えませんが、電気回路によって比較的簡単に、高精度で測定できることもメリットです。

トラックの重量計では日報と月報の自動化に優れている点で魅力的

物流拠点では荷物をトラックで運搬する時には、どのくらいの重量を載せるかを事前に把握することが必要不可欠となります。大抵は積載を可能とする重量が決まっているので、それをオーバーすると悲惨な事故に繋がることもあり注意が必要です。 近年は荷物の運搬現場ではトラックドライバーの人手不足の問題も起こっており、将来的に円滑な物流を阻害する要因に繋がると予測されています。しかも人手不足がそのまま、現在働いているドライバーの過労働問題へと発展し、今後は人手を極力介さない物流革命を起こすことがポイントです。 荷物の移動では、物流拠点が日々、どれだけの荷物量を扱うかを把握することから始めることが重要になります。その方法にはトラックの重量計を活用すると良く、それによって荷物の重量を把握することが可能です。 もっともドライバーの過労働の原因は自分が乗るトラックの日報と月報を提出しなければならないことにあり、その作業は意外と時間がかかったりして重労働になります。そこで最新の重量計では、この重労働の日報と月報の提出を自動化してくれるシステムがあり、それは人手を介さない物流革命にも繋がります。